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住まいの熱環境を上手にコントロール

室内環境の快適さを左右するもののひとつが、熱環境です。犬は人よりも暑さに弱い傾向があります。
これからの季節、犬と一緒に暮らす住まいでは特に、熱環境に注意するようにしましょう。

 

■人と犬の体感温度の違い■

人と犬とでは体温の調整方法が違い、犬は人のように全身で汗をかいて体温を下げるということができません。体温を下げる能力は、人に比べ犬の方がはるかに劣ります。

そのため、暑さ、寒さの感じ方も違います。

一般的に、犬は人より寒さに強く、暑さに弱い傾向があります。これから春となり、じきにくる夏場の熱環境には得に注意が必要です。

 

■熱環境をコントロールする工夫■

窓から直接差し込む日差しを遮ることは、涼しく暮らすためにも、冷房効率を上げるためにも重要なポイントになります。

日差しを効果的に遮る方法は、南面の窓は、太陽光が真上から当たるので、軒を深くするのが効果的。窓の上に庇(ひさし)やルーバーなどを設けるのも効果的。

東西の面の窓は、太陽光が斜めに当たり、強い日差しが部屋の奥まで入り込むので、すだれやカーテン、ブラインドなどを設置します。

遮光と涼風の効果がある
グリーンカーテン(緑のカーテン)

グリーンカーテンとは、つる性の植物を窓の外に這わせて遮光効果を高めるものです。

遮光効果はもちろん、植物の葉が蒸散することでそのまわりの気温が下がり、涼風効果もあります。また、ニガウリ、ヘチマ、きゅうりなど、実のなる植物を植えれば収穫の楽しみも。

ただし、つる性植物の代表でもあるアサガオは種子の部分に犬が中毒を起こす危険性(幻覚作用や下痢など)もあるので注意してくださいね。