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ecoおそうじ術〜その③さらに使える重曹とその効果

前回のその②(→ブログはこちら)から引き続き、
今回も重曹に関するお話です。
 
 
まずは重曹の性質から。
 
重曹には3つの性質があります。
 
 
①研磨作用
粒子が細かく、水に溶けにくいので、研磨剤として使える重曹。
 

②アルカリ性
水に溶かせばph8.2のごく弱いアルカリ性を示す重曹。
家庭にある汚れの8割は、油汚れ・皮脂汚れなどの酸性の汚れなので、
アルカリ性の重曹を使うと中和分解することができます。
 
③発泡作用
加熱したり、クエン酸のような酸性の物質と出会うと、炭酸ガスを発生
させる重曹。そのガスを発生させる性質(=発泡作用)を使って、
鍋の焦げ付きをうかせて落としたり、
お掃除しにくい排水口の汚れを落としたりすることができます。
 
では使えるいろいろなところをご紹介します!
 
 
※ご注意※
今はお手入れ楽なものがどんどんでてますので
商品によっては研磨作用のある重曹をおすすめしていないものもあります。
ご使用の前にそれぞれの取扱説明書をご確認ください。
 
 
<キッチンのグリル>
溜め込んでしまうとお掃除がいやになるグリル。
コンロの汚れは油汚れで酸性の汚れですので、
アルカリ性の重曹を使って汚れを落とします。
こびりついた汚れはそのまま擦り落とそうとすると大変ですので
重曹水につけて汚れをゆるめれば落としやすくなります。
 
step1:重曹を受け皿全体に振りかけます。
step2:受け皿にお湯を注ぎ、重曹水をつくります。
step3:焼き網がある場合、受け皿の上に焼き網を重ねます。
step4:焼き網の上にキッチンペーパーを重ね、上から重曹を振りかけます。
step5:キッチンペーパーがぴったりと焼き網に張り付くようにお湯で濡らします。
step6:しばらく置いて、汚れを浮かしたら、かるくこすり洗いをします。
 
<コンロ全体・レンジフード>
step1:重曹水をスプレー、こびりついている場合は重曹水を浸し、
軽く絞ったキッチンペーパーを貼り付けて汚れを浮かします。
step2:しばらく放置し、マイクロファイバークロスで拭き取ります。
 

<電子レンジ>
step1:重曹水を含ませたふきんを中に入れ、30〜60秒ほど加熱します。
step2:さわれる程度まで冷ましたら、中を拭きます。
外側も同様に拭き取ります。
 

<ブラインド>
step1:軍手に重曹水を含ませます。
step2:ゴム手袋を着用した上に、軍手を装着。
step3:羽根の間に指をいれ、拭き取ります。
 

<窓>
step1:重曹水を上からまんべんなくスプレーします。
step2:乾く前にスクイージーで水を切ります。
 

<網戸>
step1:窓ガラス同様重曹水をまんべんなくスプレーします。
step2:マイクロファイバーで拭き上げます。
 

重曹Q&A
Q.重曹と同じアルカリ性の洗剤で「セスキ炭酸ソーダ」がありますが、
重曹との違いは?
→A.セスキ炭酸ソーダは重曹よりもアルカリ度が高い(ph9.8)ため、
油汚れを落とす力が強く、また、冷たい水にもよく溶けるので、
スプレー水での保管も可能です。
ただ、重曹のように「研磨作用」や「発泡作用」はないので
重曹のほうが多機能に使えるのも事実です。
 
 
ではまた次回。
 
 
shimaoka
 
 
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