桝田工務店を知る家づくりのときに絶対
知ってほしい6つのポイント

3.営業マンのトークに騙されない為に

1.絶対流されてはいけない住宅会社の営業マンの話を検証しよう!

「キャンペーン中なので、今月中にご契約いただければ、300万円値引きいたします。」

営業マンのトークを検証

このトークを検証してみよう
このようなトークをする営業マンは、毎月のようにキャンペーン!キャンペーン!といっている人が多く、来月に契約を延ばしたからといってキャンペーンからはずれることはほとんどないですし、家づくりは、急がされてスタートするものではないと、私は今まで家づくりのセミナーを通じて数千人の人とお会いし相談を受け感じています。
土地を購入する決断は、スピードが必要ですが家づくりは皆さんが納得した時に契約すべきであり、営業マンの毎月の成績のために契約を急がされるのはおかしくはないでしょうか。
私が受けた各地の方からのご相談の経験からいって、こういった営業マンに限って、契約後の対応は悪くなるケースが多いようですね。

2.鉄骨系および木質系に多いトーク

A.鉄骨系の住宅会社に多いトーク

「木造は構造部分が木ですから火災の時には燃えてしまいますが、鉄骨造は燃える事はありませんので火災時にも安心ですよ!」

B.木質系の住宅会社に多いトーク

「木造は法隆寺などに使われて耐久性などは実証されていますが、鉄骨造は錆びますから耐久性は木造に比べ劣りますよ!」

鉄骨および木材系に多いトーク

それぞれのトークを検証してみよう!
確かに木は燃えるのに対して、鉄は燃えませんが、大きな間違いがあります。
家の構造で火災時に大切なのは燃える、燃えないではありません。
全焼してしまえば火災保険によって建て替えることもできるでしょうが、半焼などで火災後に家の補修等をするときの事が大切です。
木造の柱などにおいても、集成材などではなく、芯持ち檜材などの場合には木のまわりは炭化されますが芯まで燃え尽きるのにはかなりの時間がかかります。
逆に鉄の場合には500度を超えると極端に強度なども落ちてしまい危険な状態になる事も考えられます。
そして半焼などの場合には全額保険金も出ないですし、鉄骨の補強や補修は非常に難しいのです。
費用面においても建て替えた方が良いような高額な費用がかかってしまう場合があります。
また木造においては、柱などの入れ替えが比較的容易にできますので、火災後の補修等は木造の方がしやすいと言えます。

逆に木造しか扱っていない会社では、鉄骨造は錆びますよと言うのです。
確かに鉄骨造において錆びについて考慮することは重要です。
しかし基準としての法定耐用年数というものがあり、

重量鉄骨造は34年
木造は22年
軽量鉄骨造は19年

になっていますので、鉄骨造は錆びるのでダメというトークは専門的な人が話す内容ではなく、木造を良く言いたいが為の悲しくなるような営業トークですね。

軽量鉄骨造や大手ハウスメーカーの重量鉄骨造に多い鉄の厚みが薄いものは、錆び止めで持たせるようなイメージで錆び止めの耐久性が非常に大切です。
一般のハウスメーカー以外が造るビルや住宅に使われる重量鉄骨の場合には、柱等の鉄部分の厚みがしっかりとある為、錆び止めだけに頼るのではなく、耐久性も高いのです。
このようなトークをするのは、その会社の決まった構造の仕様等があり他の提案ができない為、自分たちの会社の仕様を良く言うしかないのです。
よく自分の勤めている会社で家を建てたくないと言う営業マンがいます。
せめて自分たちの構造や仕様に自信を持っていただきたいですね。
家づくりをする人はこういったそれぞれのメリットやデメリット知る事が大切ではないでしょうか。

3.メンテナンスについて

「当社の外壁塗料は30年間持つので、メンテナンスがかからない為、最初に家を建てた時は高く費用がかかっても将来を考えると逆に安くつきます。」

外壁メンテナンス

このトークを検証してみよう
さて30年間外壁メンテナンスはいりませんと言っている会社もありますが、本当にそうなのでしょうか。
考えてみてください。
日光の当たり方は東西南北で全く違います。
北面と南面の日の当たり方が全く違いますので、外壁材の傷み方も当然違います。
私も日本の大手塗料メーカーの技術者に数社確認しましたが、どの会社も30年間塗膜を保証するような事はできないという回答でした。
各住宅の日照条件などが違うわけですから、30年保証できるわけがないというのは当たり前の事かもしれません。
30年近く耐久性があるという表現と、30年間保証という表現は全く違います。
皆さんも、もしこういったトークを営業マンがしたならば、外壁30年間の保証書が出るか聞いてみるといいでしょう。
また外壁の塗料が例えば30年持つものが出たとしても、屋根や樋やコーキング等の耐久性も30年のものを使わなければ、結局、足場を組んでの工事が必要になります。
特に屋根はまともに日光を浴びますので、30年塗膜は持ちません。

ここでよく勘違いされるのが、屋根材の基材は30年の耐久性があるのと、その基材の上に塗装された部分が30年耐久性あるのとは全く意味が違います。
基材は、30年程度耐久性のある材料はありますが、塗膜は持たないということです。
私は外壁に関しては、20~25年に一度ぐらいのメンテナンスをお勧めしています。
近年、外壁の耐候性は非常に高くなっていますが、一般的にははじめからメンテナンスというよりは少し余裕のあるメンテナンス計画をおすすめはしております。
もちろん皆さんが使用される外壁材によっては、10~15年ぐらいでメンテナンスをした方が良いものもあります。メンテナンスとは、外壁の塗膜が持つ持たないだけではなく、外壁の汚れのメンテナンスもあります。
20~25年に一度、メンテナンス時に家の外壁の色を変えたりして、雰囲気に変化を加えるのも良いのではないでしょうか。

4.外壁の耐火性について

「当社では、外壁に非常に耐火性の高い材料を使用していますので、もし火災が起きたときにも安心です。」

外壁の耐久性

このトークを検証してみよう
大阪市内では、準防火地域という場所が非常に多いわけですが、その基準はどの家も満たしていますので特別なものではありません。
どの外壁材も耐火性の試験などをし、認定を取得していますのでまったく問題ありません。
火災時に大切な事は、外壁の問題だけではありません。
最近建てられた家のお隣が火災になった場所を私は何度も見ていますが、意外に外壁が黒くなるだけで、簡単に火が燃え移るかというとそんな事はありませんでした。
隣が被害にあう場合を見てみると、窓のガラスが熱で割れ、滑落し火が内部に入り被害を受けています。
火災時を考えると、外壁だけ耐火性が高くても問題は開口部(窓の耐火性)が重要であり、火災だけの事を考えると窓を少なくし、天窓などからの採光で内部を明るくするといった方法も考えられますが、現実的にはそういった家は少ないですね。
外壁の耐火性が高いという話は、あくまで窓のない家を対象に言っていることであり、一つの営業トークですね。
またよく外壁材でALC(へーベル、シポレックス等)は他の外壁材に比べ厚みがある為、耐火性が高いのではないかと思われがちですが、これもALCは厚みを薄くすることのできない材料の為、厚くなっているだけです。
厚みだけで耐火性の比較は、単純にはできません。