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素材へのこだわり【檜(ヒノキ)へのこだわり】

檜(ヒノキ)へのこだわり

近年、耐震偽造問題等、絶対にあってはならない事件が起きておりますが、私共は耐震について、この時代には 「丈夫な家は当たり前」という考えを基本とし、次に耐久性について真剣に取り組んでおります。

現在建てられている家が耐震性はあっても、耐久性があるのかと考えた時に不安を感じます。
木造住宅等で構造部分の柱等に集成材という物が最近では非常に多く使われております。

この集成材(ホワイトウッド)はJAS(日本農林規格)の認定を受けており、強度、そり、くるい等において安定性があり、多くのメリットもあります。

一方で耐久性について考えたとき、いくら壁内にあるものとはいえ、集成材は芯持ち檜材に勝ち目がありません

檜にも使用するときのデメリットはあります。
確かに耐久性は高いものの、価格が高い、そり、くるいがでやすい、強度のばらつきがある(JAS認定等が取れていない)等があります。
また、檜も乾燥材にする時に、背割り(鋸め)を入れる為、将来的に乾燥が進み背割りが年月とともに開いてきた時などに内装の仕上げ等に影響を与える場合があるわけです。

耐久性にこだわり、本当の木の香りを味わいたい方にとって、上記にあげたような問題は避けることのできないものなのです。

耐久性

檜(ヒノキ)

高級建築用材として使用されている木材。シロアリに最も強い。

建築用材として使用されている木材。シロアリに強い。

米栂

長年シロアリに弱いとされていた木材。

集成材

近年、柱材として大量に使用されるようになったホワイトウッド。シロアリに弱い

シロアリの事を考えると檜だが、強度の安定性やそり、くるいの事を考えると集成材がいいのか?

そこで弊社は考えました。

背割りをなくした乾燥材で、そり、くるいをなくし、 さらに、強度の安定化は、はかれないものかと。

そして現在、弊社では一般に大阪で使われている檜ではなく 檜のデメリットの部分を全て改善した檜を基本採用しております。

  • 非常に高い強度、粘りがあります。
  • 背割りをなくした乾燥材の誕生により、そり、くるい、等においても、安定化をはかる事ができました。
  • 乾燥材をつくる際の乾燥釜からは何本かを抜粋した物のみの含水率検査ではなく、一本一本の含水率検査を行っております。
  • 強度においても、一般的に檜は強度検査等が行われていないのに対し、一本一本の強度検査を行い合格品のみを使用します。
  • JAS認定(日本農林規格)を取得し、独自のシステムを構築し、今まででは考えられない、高耐久、高強度、高安定性の檜を低価格にて皆様へ提供できることとなりました。

弊社はいくら耐震性の高い建物を造ったとしても、集成材では本当の意味での耐久性の高い長寿命の家にはならないと考えております。

集成材では定期的に薬剤による防蟻処理を行いシロアリなどに対しての対策を行います。
ただ全ての家でこういった防蟻処理を定期的に行っているかというとそうでないのが現状です。
皆さんの現在や過去住んでいる家でこういった防蟻処理をしてきたか考えてみてください。
当然費用も、建物規模にもよりますが一般的には5年~10年に一度20万円前後は必要です。

木造住宅はシロアリ対策が家の耐久性と非常に関係があるのです。
薬剤に頼る家ではなく、柱や土台など建物の大切な部分に素材そのものがシロアリなどに対して強い檜材を使うことで、本当に良い家、耐久性のある家と言えるのです。

私自身、自分の家を木造で建てる時に柱や土台に集成材を使って建てるということは絶対にしません。
だからこそ皆さんに集成材の家をすすめることができないのです。

構造柱は「背割りなし檜」が標準仕様です。(国産特選JAS認定檜)

集成材

集成材

内部に与える影響は少ないがシロアリに弱い。

JAS認定の檜

JAS認定の檜

強度も強く、背割りのない柱は内部の仕上げに与える影響が少ない。シロアリに強い。

JAS認定の檜

背割りのある檜

背割りのある柱は年月と共に背割りが開いてくるので内部の仕上げに影響を与えやすい。シロアリに強い。

集成材 JAS認定の檜 JAS認定の檜
集成材 桝田工務店檜材 一般檜材
シロアリに対しての強さ
×
そりやくるいにより建物に与える影響

(少ない)

(少ない)
×
(大きい)
柱1本1本の強度の安定性
×
JAS(日本農林規格)認定の有無
長寿命の家を造るときの耐久性