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愛犬を守るために私たちができること-1

家族の一員である愛犬には、いつでも元気にそばにいて欲しいですよね。そのために、飼い主である私たちがしてあげなくてはいけないことがたくさんあります。

私たち人間とは種族の異なる愛犬。健康管理の正しい知識を身に着け、日常の気配りをしてあげながら愛犬と一緒に、健やかに楽しい暮らしを送っていきましょう。

前回、狂犬病に関するお話しをしました。

今回は狂犬病から守るワクチンのお話しです。

■ワクチンの知識①■

わんちゃんは、年に1回ワクチンによる予防注射をします。
これは、危険性が高い幾つかの感染症の予防注射になります。

3種混合・5種混合など、幾つかのワクチンを混合型でするものから、特定の1種類のみのワクチンまで様々ありますが、どれも重症化しやすいものや死亡率の高い感染症に対するものとなります。

私たち人間も、毎年インフルエンザなどの流行に備え、子どもやお年寄りは優先で、またその他の方も予防接種を希望したりします。

但し、予防接種をしておけば絶対その病気に罹らないかと言えば、その保証はありません。けれども、その病気に罹りにくくなりますし、万が一罹ってしまった時も、命の危険などには及ばない軽症で済む可能性が高くなります。

現在はワクチン接種の普及が進み、怖い伝染病のひとつ、犬ジステンパーなどが大流行することは無くなりました。そのような目に見えた恐怖が減ったこと、室内飼いでほとんどお外へは出さない、小型犬の体力が心配……

などの理由からか、最近はこのワクチン接種をしなかったり、2~3年に1回、という飼い主さんも見受けられます。

これらのワクチンで犬は終生抗体を作ることは出来ません。私たち人間は、幼い頃などに予防接種をすると、その時作られた抗体が、ほぼ一生に渡って活躍してくれるものもあります。しかし上記に挙げたワクチンによる犬の抗体は、時間がたつと次第に効力が低下してしまいます。そこで、安全性を考えて、1年に1回ワクチン接種が行われています。

ぜひ、愛犬を怖い感染症から守るために、獣医さんと相談して、ワクチンを毎年1回接種するようにして下さい。